関東総通との打ち合わせ 2020年1月31日

今年に入ってから、関東圏のコミュニティFM局への聞き取りを行ってきましたが、それについてはツイッターの方を見てください。それらを踏まえ、また、一陸技の技術的知識を得たことを踏まえ、本日、関東総通放送課ラジオ担当の方々と打ち合わせを行ってきました。打ち合わせというより、こちらが持っている疑問に答えていただくと言う形でした。約1時間半、とても丁寧に説明していただいたと思っています。この場を借りて、改めて感謝いたします。以下に、話の内容を箇条書きでまとめます。ただし、そこに含まれる誤りは、すべて私の責任であり、関東総通担当者の責任ではないことを申し述べておきます。

(1)潜在電界強度調査については、許可マニュアルがあり、同一周波数については、74dBμV/m以上の(被)干渉があってはならない。ただし、放送区域の最小電界強度は23区内は、5mV/mすなわち36dBとなっており、そのさ38dBが干渉の電界強度である。その電界強度は、100kHz刻みで400kHzまでより小さい値になる形で、定められている。F8Eの占有周波数帯幅で、定められているわけではないこと。
(2)潜在電界強度については、放送波だけではなく中継電波への干渉もみなければならない。中継波も、F8Eで送られている。
(3)業者は、4m高のダイポールアンテナ、スペアナで測定している。
(4)8箇所
(5)提出された潜在電界強度調査は空き周波数帯の候補として、第一次的スクリーニングとしては考慮するが、総通で判断した候補周波数が提示される。
(6)与干渉(電波伝搬シミュレーション)については郵政省告示640号による。コミュニティFMのような小範囲の放送に適応した時の簡便さについては、こちらから問い合わせた内容で妥当なようで「エリアかくべい」などのシミュレーションソフトを使っているどうかが基準にはならない。
(7)主任無線従事者は置かなくても良い。第2級陸上特殊無線技術士以上の資格を持った者がいることが必要だ。(主任無線従事者ではないためか、主任無線従事者にもとめられた3ヶ月以上の実務経験は不要とのこと:しっかり確認した)
(8)放送に係る専任スタッフが何人いるかは基準としてはないが、一定時間、毎日放送すると言う基準からみて、妥当な人数が配置されている必要がある。 また、「手引き」記載されている、スタッフの経験などは例に過ぎない。
(9)システムブロック図は、テレビのを兼用しているが、FM局の実態のブロック図であれば良い。
(10)機械の基準としてみるのは、まず送信機である。送信機には明確な基準があり、周波数、空中線電力、スプリアス発射の程度など、クリアすべき項目が、定められている。
(11)送信所および演奏所、さらには送信所の信号の経路についてはチェックされるが、演奏所のマイクやシステム構成そのものは、チェック項目には入らない。
(12)最終的に、総通でも実測的潜在限界強度の調査をした結果を踏まえて、許可、ないしは予備免許を交付している。予備免許後の試験電波の発射、相互変調調査を踏まえた実測をする場合もある。
(13)最終的には行政の了解が必要となるので、行政との十分な打ち合わせを行うように。

思いつく限りでは以上だが、かなり長時間、やりとりしたことなので、他にも細かいところはたくさんあった。全体として、総通が求める技術的条件、運用上の条件をクリアするためには、相当の初期資金が必要であると判断した。